NPO法人ロボティック普及促進センター(NPO-RIC)は、設立10年を迎えました。
この間、ロボティック(広義のロボットやロボット関連技術)やロボットビジネスに関して、実に多くの出来事や発展がありました。
設立時(2011年4月22日)は、いまだ東日本大震災の影響が続いており、現在のコロナ禍同様先行きに不安を抱く日々でしたが、
それから10年、幾多の波に翻弄されながらも皆さまのおかげで活動を続けることができました。
これまでご支援、ご指導いただいたすべての関係者の方々に感謝と御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
これからの10年は、様々な分野でロボティックが本格普及していく重要な段階になっていきます。
ロボット単体だけでなく、AIやIoT、クラウドサービス、デジタルツインやコンピューターシミュレーション、BIM/CIM、他社サービスとの連携など、ロボティックは以前では考えられないほど多様に広がりはじめており、コロナ禍をきっかけに物流、小売り分野などでは市場競争も激しくなってきています。
プロトタイプを作り、実証実験、製品・サービスまで進んでも、安価かつクオリティを上げた海外製ロボットやロボットシステムに押され、淘汰されてしまうケースもこれまで以上に出てくることでしょう。
今後、ロボティックの本格普及で我々のワークスタイルやライフスタイルはどう変わっていくのか。
まだまだ過渡期ゆえの混沌も予想されますが、やがて訪れるであろう「ワレラの時代 〜誰もがよりクリエイティブで心躍る時間を生きる〜」過程を現在進行形で見届けられることの喜びを実務を通して体感していきいと思っています。
最後に、新型コロナウイルス感染症の脅威が続く中、皆さまが健康で心穏やかに過ごされますことを願っております。
NPO法人ロボティック普及促進センター
理事長 小林賢一